TOP > 荒井屋とは
私が嫁いだのが九十周年の頃でした。
それから三十年。企業で五十年続けばすごいという時代で百二十年、ましてや牛丼という一つの料理を主に商って続くことにすごく重みがあると感じています。
文明開化とともに人々に広まった牛鍋は横浜を代表する食文化といえます。
この先も「横浜料理牛鍋」として地元のみならず、横浜を訪れる外国の方々にも親しんでいただき、さらに世界へ広まる名物となることを願っております。
十八のころから荒井屋の調理場に入り三代目から五代目・亮一さんを含め四人に仕えてきていることになります。
牛鍋屋の数が少なくなるなかでこうしてやってこられたのは、大人も子供も食べられる牛鍋の魅力と、荒井屋の料理が皆様に愛されていることの表れだと思います。
今後も作り手が変わっても味そのものは守っていきます。