安政6年(1859年)、横浜港が開港。
これを契機に西洋の食文化、肉食文化が流入。
ここで牛鍋の歴史が幕を開けます。
初めは数件しかなかった牛鍋屋。
政府の牛肉奨励もあり、明治10年ごろには高級料理店でも牛鍋が扱われるようになりました。
そして、明治28年、文明開化が進んだ頃、
劇場が立ち並ぶ庶民の歓楽街・伊勢佐木町と呼ばれる界隈に、牛鍋屋”荒井屋”が誕生。
当時、横浜へ物見遊山にきた人々がご当地の名物を食べようと荒井屋を訪れ、旨い牛鍋に頬を緩ませたといいます。